Preventionシロアリ予防工事の流れ
こちらのシロアリ予防の施工事例は、築20年ほどの住宅。
家を建てて以来、何もメンテナンスをしておらず不安と床下総合点検の依頼をいただきました。
床下総合点検を行った結果、シロアリが家に侵入している様子は見られませんでした。
しかし、お客様と相談した結果、今後を見据えてシロアリの予防工事を行うことになりました。
床下総合点検を行います。
点検は、床下収納や点検口から床下に入って行います。
床下収納や点検口がない場合や入れない場合は、畳を上げ、畳の下の板を切って穴を開け、床下を点検します。
また床上も点検します。
点検にかかる時間は1時間から1時間半ほどです。
玄関口の柱です。
タイルに傷やヒビが入らない場所、深さで穴を開けていきます。
穴といってもこれくらいの大きさです。
薬剤を注入してからこの穴は埋めます。
開けた穴に薬剤を注入していきます。
薬剤の量も調整しながら入れていきます。
薬剤を入れ終えたら、開けた穴を埋めます。
柱の素材に合わせて穴を埋めることで、穴の跡に気づかない見た目になります。
玄関の段差にも穴を開け、薬剤を入れていきます。
薬剤を入れていきます。
木材に穴を開けた後はこのようになります。
元からある素材と同じ素材を穴に合わせて埋め込み、穴をふさぎます。
玄関の段差が木材で作られているため、小さな木のコルクを穴に埋め込みました。
他にも家の間取りや造りに合わせて複数個所に穴を開け、薬剤を入れていきます。
床下だけでなく、床上からも薬剤を入れることで、シロアリの侵入を防ぐことができます。
床下にもシロアリ駆除の薬剤を散布していきます。
ここで重要な点が、床下の隅々まで薬剤を散布することです。
シロアリはシャープペンシルの芯ほどの穴があれば家に侵入してきます。
ほんの少しの隙間もこの薬剤を撒くことができなかったら、そこからシロアリは家に入ってきてしまいます。
点検口にも薬剤を撒いておきます。
床下の梁や柱、玄関、部屋、浴室などの床上、壁、柱に薬剤を入れたらシロアリ予防工事は終了です。